Page Top

生理以外の出血(不正出血)

心配のいらない不正出血

心配のいらない不正出血

不正出血とは、生理以外に性器から出血がみられる状態です。排卵のタイミングに起こる中間期出血など、病気によらない生理的な出血もありますが、なかにはホルモンバランスの乱れや、疾患が関与している場合もあります。気になる症状がある際には、念のため早めに当院へご相談ください。

不正出血が起こる原因

中間期出血

生理と生理の間に起こるもので、排卵による生理的な反応の1つであるため、病気が原因というわけではありません。

着床出血や性交渉時の傷など

受精卵が子宮内膜に着床する際、ごく少量の出血が生じることがあり、これが「着床出血」です。これは受精卵が子宮内膜に着床する際にわずかな傷が生じて起こるもので、妊娠4週頃に発生しやすく、生理と間違われることも少なくありません。腹痛を伴う場合もあり、気づかずに過ごしてしまう方もいますが、通常は数日以内に治まります。また、性交渉やタンポンの使用によって腟壁などが損傷した場合にも、一時的な出血がみられることがあります。

ホルモンバランスの乱れ

思春期や更年期といったホルモンの変動が大きい時期には、ホルモンバランスが崩れることによって不正出血がみられることがあります。また、低用量ピルの服用開始時にも一時的に出血が起こることがありますが、少量であれば継続して服用して問題はありません。避妊効果への影響も基本的にありません。

炎症

クラミジアやトリコモナス、淋菌などの性感染症や、大腸菌といった雑菌が膣内や子宮頸部に炎症を引き起こすと、出血の原因になります。また、性交渉や強いストレスなどが原因で膣内の自浄作用が弱まり、菌が増殖しやすい環境になると、炎症が悪化しやすくなるため注意が必要です。

何らかの病気

子宮内膜症、子宮筋腫、子宮頸がん、子宮体がんのほか、子宮頸管ポリープや子宮内膜ポリープなど、様々な婦人科系の疾患が原因で不正出血が起こることもあります。

これって不正出血?

茶色っぽい感じ

不正出血が茶色を帯びている場合、妊娠の可能性が考えられます。これは、受精卵が子宮内膜に着床した際に、内膜の一部が剥がれて排出されるものです。この場合、病気の可能性は比較的低いと考えられます。しかし、生理周期や性交渉のタイミング、排卵日などを振り返り、通常の周期と大きく異なる時期や生理後に不正出血が続く場合は、子宮筋腫やポリープ、子宮がんなどの疾患が隠れている可能性もあります。

真っ赤な血がでている

生理周期以外の時期に真っ赤な血が出る場合、まずは生理不順が考えられます。生活リズムの乱れやストレスが溜まると、ホルモンバランスが崩れ、生理不順が引き起こされることがあります。しかし、赤色の出血は、子宮膣部のびらんや、子宮筋腫、ポリープ、子宮内膜炎、膣炎などの病気や炎症が原因となることもあります。

不正出血は何日続くと危ない?
(病院にいく目安)

不正出血は何日続くと危ない?(病院にいく目安)

不正出血があるときは、出血している時点で受診することで、原因を特定しやすくなります。出血が治まってからでは異常が見つかりにくいこともあるため、気づいた時点で早めにご相談ください。また、一度でも不正出血が起きた場合は、医療機関を受診し、病気やホルモン異常の有無を確認しておくことが重要です。生理不順がある方で、生理との区別がつきにくい場合も、念のため検査を受けておくと安心です。

  • 2週間出血が持続している
  • 出血量が多い
  • 強い痛みもある
  • 不正出血が何度もある
  • 閉経後なのに出血している

など

上記にあてはまる場合は、「病気」による出血の可能性が高いため、できるだけ早く当院までご相談ください。

不正出血があったときに
当院で行う検査・治療

01検査

不正出血が起きている場合、まずは超音波検査で子宮や卵巣の状態を確認します。必要に応じて、がんのリスクを調べるため、子宮がん検査を行うこともあります。また、妊娠の可能性が考えられる場合には、尿検査で妊娠反応検査を実施します。

02治療

ホルモンバランスの乱れが出血の原因と考えられるときには、生活習慣の見直しに加え、ホルモンを調整する内服薬を処方します。感染症が見つかった場合には、原因に応じた抗生物質での治療を行います。子宮内の筋腫やポリープなどが出血の要因となっているときは、手術による対応が必要になるケースもあります。必要に応じて、専門の医療機関をご紹介し、治療が継続できるようサポートいたします。