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低用量ピル・ミニピル・中用量ピル(生理移動)

ピルについて

ピルについて

当院では、各患者様の体質や目的に対応できるよう、「低用量ピル」、「ミニピル」、「中用量ピル」など取り扱っています。避妊以外にも、生理痛や生理不順の改善、生理日調整など、患者様のご希望に応じた最適な治療法をご提案いたします。

低用量ピルについて

低用量ピルは、避妊目的で開発されましたが、その他にも生理痛の軽減やPMSの改善、さらにはニキビに対する効果が期待できます。日本では、避妊用途の低用量ピルを「OC(Oral Contraceptives)」と呼び、月経困難症や子宮内膜症に伴う痛みの治療薬は「LEP(Low dose Estrogen Progestin)」として区別されています。この分類は日本特有のものです。

 

低用量ピルの効果

生理不順の改善

無月経(3ヶ月以上生理が来ない状態)や、終わりの見えない長期間の生理などは、生理不順と呼ばれます。こうした症状の改善には、低用量ピル(OC/LEP)が有効です。服用することで、女性の身体に必要なホルモンが供給され、排卵が安定します。さらに、ホルモンを含まない内服薬の期間と休薬期間を組み合わせることで、生理のリズムを整えます。その結果、次回の生理が予測しやすくなり、生活の計画を立てやすくなります。

生理痛や過多月経の改善

低用量ピル(OC/LEP)は、子宮内膜の過剰な増殖を抑制する働きがあります。これにより、子宮の収縮を軽減し、つらい生理痛を和らげることができます。また、経血量が減少するため、過多月経にも効果があり、貧血の症状も改善されます。

生理前のイライラなどPMSの改善

月経前症候群(PMS)は、排卵後に分泌される黄体ホルモンの影響で、イライラやうつ状態、睡眠障害、むくみ、頭痛、吐き気、めまいなど、心身に様々な不調があらわれる状態です。低用量ピル(OC/LEP)を服用することで、排卵が抑えられ、黄体ホルモンの分泌が減少します。これにより、PMSの症状を軽減することができます。

低用量ピルの避妊効果

低用量ピルは、正しい用法・用量を守って服用することで、避妊効果が99.7%に達します。これに対して、コンドームを使用した場合の避妊失敗率は2~18%とされており、ピルはコンドームよりも高い避妊成功率を誇ります。

低用量ピルの副作用

低用量ピルには、不正出血、むくみ、頭痛、吐き気といった副作用があらわれることがあります。これらの症状は服用を続けることで治まることが多いですが、長引く場合は別のお薬に変更することも可能ですので、ご相談ください。深刻な副作用としては、血栓症が挙げられます。激しい頭痛、腹痛、足や胸の痛み、舌のしびれ、視力の低下などの症状があらわれた場合は、速やかに医師にご相談ください。

低用量ピルの費用(自費の場合)

低用量ピル 料金(税込)
ファボワール
(低用量ピル)
2,100円
ラベルフィーユ
(低用量ピル)
2,100円

※初回の処方は、説明料(1,100円)がかかります。
※ピルはすべて診察料込みです。

ミニピルについて

低用量ピルや中用量ピルには、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲスチン(黄体ホルモン)の2種類の女性ホルモンが含まれていますが、ミニピルはプロゲスチンだけを含むピルです。エストロゲンが入っていないため、血栓症のリスクが低く、持病のある方や40代以上の方でも安心して使いやすいのが特徴です。当院では、2025年5月に日本で初めて承認された「スリンダ錠」を処方しています。

 

ミニピルの特徴

ミニピルは避妊効果に加え、生理痛の軽減や経血量の減少にも効果が期待できます。また、ニキビや多毛症といった男性ホルモンの影響による症状の改善にも役立ちます。エストロゲンを含まないため、従来の低用量ピルで吐き気など副作用があった方にもおすすめです。ただし、プロゲスチンの量が少ないため、服用開始から数か月間は不正出血が起こりやすい特徴もあります。多くの場合は一時的なものですが、症状が強い場合や長く続くときは自己判断せず、早めにご相談ください。

ミニピルの費用(自費)

低用量ピル 料金(税込)
スリンダ(ミニピル) 3,200円

※初回の処方は、説明料(1,100円)がかかります。
※ピルはすべて診察料込みです。

中用量ピルについて(月経移動)

生理移動ピル月経移動

中用量ピルは、低用量ピルに比べて副作用が強く出る可能性があるため、現在では主に「生理の移動」のような短期間で服用することを目的とした治療に使用されています。

生理移動はどっちがいい?

生理を遅らせたいとき

生理を遅らせるには、既に女性ホルモンが分泌されているため、低用量ピルでは効果が得られません。中用量ピルを使うことで、生理のタイミングを調整することが可能です。生理開始の5~7日前から中用量ピルを服用し、その後服用を中止すると、2~3日後に生理が始まります。ただし、個人差があるため、必ずしもうまくいくとは限りません。また、排卵後に服用を開始するため、妊娠のリスクも考慮しなければなりませんが、生理移動後に妊娠が判明しても、これまでのところ、母体や胎児に深刻な影響が出たという報告はありません。

生理日を早めたいとき

生理日を早めるためには、「次の生理が始まる前の生理開始日」から5日目までに、中用量ピルまたは低用量ピル(経口避妊薬)を毎日服用し続ける必要があります。14日以上服用した後、服用を中止してから2~3日後に生理が始まります。しかし、ホルモンの種類や服用期間、個人差によって、思うように効果があらわれないこともあります。生理を遅らせる方法のほうが容易に調整できるため、そちらをおすすめします。

中用量ピルは避妊できるのか?

生理移動を目的とした中用量ピルには、避妊の効果はありません。もし妊娠を避けたい場合は、必ずコンドームなど他の避妊方法を併用することが必要です。避妊効果を求める方には、低用量ピルの処方が可能ですので、避妊に関するご相談があれば、ぜひご連絡ください。

中用量ピルの副作用

「生理をずらすことで副作用が出るのではないか」と不安を感じる方もいるかもしれません。実際、倦怠感や胃の不調などの軽い副作用があらわれることがあります。また、血栓症のリスクもありますが、深刻な症状が出ることは非常にまれです。ピルは身体に悪影響を与えるものではなく、ホルモンバランスを調整するためのお薬です。生理のときと似たような症状が出ることもありますが、重大な副作用はほとんど心配する必要はありません。

中用量ピルの費用(自費)

  料金(税込)
プラノバール
(月経移動)
4,000円

※初回の処方は、説明料(1,100円)がかかります。
※ピルはすべて診察料込みです。